河内の大石
河内の大石の写真
河内宝ノ窪近辺の地図

(国土地理院 1:25,000 和田島)

 高さ19m,周囲60mにもなる石英粗面岩の巨礫である.角礫岩かと見誤るほどに大小様々な捕獲岩(流紋岩,粗面岩,安山岩,輝緑岩など)を含んでいる.脇の石碑に,安政の大地震で真富士山が崩れ,その後の土石流によって運ばれてきたとある.しかし,土石流で運ばれるサイズとしてこの石は大きすぎることや,この巨礫がある石沢川上流の土砂崩れ堆積物の中に同様の巨礫が数多く存在することから,おそらくこの石は,時代は分からないが,地震等の影響で斜面崩壊が起こり,土砂崩れ堆積物として現在の位置に崩落したものであろう.そしてその後の浸食で周囲の土砂が洗われ,埋もれていた大石が顔を出したものと思われる.

(松本仁美)