押切の静岡層群
押切の静岡層群の写真
押切近辺の地図

(国土地理院 1:25,000 清水)

 静岡層群の特徴は,厚い砂岩と薄い泥岩が交互に重なるリズミカルな砂泥互層である.ここ押切の砂泥互層は,東名高速道路から塩田川に沿って500mほど北上した所にあり,灰緑色の砂泥互層が見られる.砂岩は,厚さ10〜20cmで,表面がタマネギのように風化するオニオンストラクチャーが発達している.泥岩は,厚さ1〜2cmで,風化により6ミリ角ほどに細かく壊れている.静岡層群は,中期中新世の竜爪層群の東側にフォッサマグナ西縁断層(糸魚川−静岡構造線)で接する後期中新世の地層で,大陸棚斜面から海底に流れ下ったタービダイト堆積物である.

(井出志津夫)