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相良油田は太平洋側唯一の産油地である.含油層は第三紀中新世の相良層群時ケ谷層(礫岩・砂岩・泥岩互層)で女神,男神石灰岩と共に北東―南西方向の背斜軸上にあり,規模は小さく産油域は限られている.1872年牧色原市海老江の谷で発見,翌年,4・南西の菅ヶ谷でも見つかり盛んに採油されたが,1950年代でほぼ生産が終わった.往時をしのぶ最後の石油坑(310m)が,木立の中に立つ櫓と手堀り時代の復元家屋とともに文化財として残されている.相良原油は,非常に良質で,精製しなくてもそのまま原動機等に使用することができたほどであった.近くの「油田の里資料館」で,真っ黒で重い中東産の原油と琥珀色で軽い相良原油の違いを知ることができる.
(半田孝司)