瀬戸川層群中の漣痕
瀬戸川層群中の漣痕の写真
油山の地図

(国土地理院 1:25,000 牛妻)

 静岡市葵区油山にある採石場には瀬戸川層群の砂岩頁岩互層や黒色頁岩層が露出する。採石場の最奥部、黒色頁岩層の表面に漣痕(リップルマーク)を見つけることができる。海底に堆積した砂や泥は未固結のため、水流によって侵食堆積が繰り返され波状の微地形を作り出す。このようにして作られたものを漣痕(リップルマーク)と呼んでいる。この露頭では見かけ上、写真左上から右下にかけての流れが読み取れる。静岡市近郊では、見つけることが少なくなった貴重な地学現象である。なお、採石場に入るには許可が必要である。

(松本仁美)