大山西中腹の枕状溶岩
大山西中腹の枕状溶岩の写真
大山西中腹近辺の地図

(国土地理院 1:25,000 蕎麦粒山)

 榛原郡川根本町上長尾にあるガソリンスタンドの所から,南赤石林道に入って尾呂久保を通り,悪路を約14km進むと,右側に「林班421」と「林班422」の境を示す標識がある.このあたりは広葉樹林で緩やかな頁岩の斜面だが,その先約50mの所に岩壁が現われる.この岩壁の右端には直径約40cm,長さ1m余の枕状溶岩が左に傾いて見えている.その右には長さ1m余,直径約50cmの枕状溶岩の断面が出ており,層状構造や放射状の割れ目などが観察できる.少し離れた左上にも枕状溶岩の断面が出ている.この枕状溶岩を含む地層は白亜紀系の四万十帯に属し,約1億年前に海底火山の噴出によってできたものである.

(長島昭)