多賀火山西麓のテフラ
多賀火山西麓のテフラの写真 多賀火山西麓の地図

 火山灰層の露頭は短時間で草や樹木に覆われ,観察に適した場所は少ない.本露頭は県道19号線沿いにあり目立つ.車は東側の旧大仁東小学校(2010年廃校)付近に置く.多賀火山西麓に位置するが,大部分は箱根火山起源.愛鷹火山のテフラも堆積している.冨士火山活動以前のテフラが主体である.露頭の最下部には,鮮やかなオレンジ色の箱根Da-1軽石(Daは達磨火山の略号、約12.6万年前)が厚く堆積し,その上位には大仁黄色第2軽石,大仁茶色軽石(愛鷹山起源,角閃石に富む),箱根Da-4軽石(Da-1に似る),箱根Da-5軽石(斜長石が目立つ),箱根TPfl新規軽石流(県東部地域に広く分布する,約6万年前)等が観察できる.

(増島淳)